1月/29/2013

南インドでアーユル・ヴェーダ体験 〜その3〜

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さて、前日の寝不足でさぞかし疲れるだろうと思いきや、早朝から散歩、瞑想、ヨガクラスを受け、日中も文章を書いたり読んだりしながらも全く眠くならず。

ハイになっている訳でもなく、淡々と元気。これは、やはりトリートメントの効果なのかもしれないと実感した。
恐らく、ピッタ優勢のワタシなりの反応なのかもしれないけれど。

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4日目体が活性化されてどんどんエネルギーが沸いてくる。一方で、ほぐされた筋肉に眠っているサマザマな感情(多くはあまり好ましくない感じのモノ)が湧いてくる。これも、解放と、出るに任せてみた。気がつくと、自分のマインドと対話をずーっとしている。沸き上がってくる思考を受け止めながら時に苦しくもなりつつ。
口数が減って来た。

5日目。時間の感覚が随分と間延びした感じがしてきた。体に流れる時間がとてもゆったりしてきているのを感じた。呼吸法、ヨガ、トリートメントそしてハーブ薬、全ての作用が働きかけている感じ。血圧や脈拍に変化はないけれど、感覚的なもの。
ぴたっと、今という時間に瞬間瞬間がハマっているような感じ。しかし、残念ながら翌々日に帰国する為のアレンジを始めなくてはならず、電車の時間を調べたり手続きをしたりということが、とても面倒に感じられた。

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6日目。最後のトリートメント、そしてこの旅の時間も閉じて行くプロセスへ。
いつも、波が高くなかなか泳ぎづらかった海も、この日は一日とても穏やかでこの一週間の見えないけれど動きだした体の内側の変化と、精神的な揺らぎ、そんなものたちを柔らかい波が包んでくれるようだった。あんなに騒がしかったマインドもこの時ばかりは静かになっていた。
今ココに居るということ以外に何も知る必要はないと思える時間だった。
永遠なる瞬間。
普遍的な生命力と繋がる時。西に傾いた優しい陽光とともに旅が幕を閉じ始めた。

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これまで、オイルマッサージの後に4回のシロダーラと1回のハーブのフェイスパックが組み込まれた。最後はスチームバス。とっても簡素な装置で、頭だけ出し首から下を囲いの中に入れてハーブ入りのスチームに入ること20分。だらだらと汗が出て来て今回のデトックス終了。翌朝、早くから娑婆に出て、日本まで帰る為のリハビリとして丁度良かった。最後にお世話になった二人のセラピストさんの記念撮影。
それぞれ二人のお子さんを育てるお母さん達。この仕事、とっても好きよと言ってた。
歓びとともにお仕事して頂けるのは受ける方にとって何よりのことだ。
また、来年、とお別れした。 

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アユルベーダの世界のほんの入り口とはいえ、体で実感する充実感はハマる。
更に奥へ奥へと行ってみたくなった。やばし。

<帰国後一週間>

帰国してから一週間、長い休暇後の仕事そして予定されていたライブ、またちょっと予期せぬハプニングでかなりバタバタした日々だった。そんな中、やはり好転反応が出た。仕事復帰初日にいつものようにパソコン用の眼鏡を一日かけて仕事したら終業時にはものすごい偏頭痛。結局朝まで痛みが続いた。翌日から眼鏡をかけずに仕事をしたら、頭痛にはならず。もしかしたら、視力が変化したのかもしれない。
帰国後の練習の際に、すっかり体が休まり、いつになく踊れている自分がいた。
体の芯がしっかり感じられる。毎日のヨガがきっと歪んだ体の自己修正になったのかな。
体を休めることでかえって出来ないことができるようになったようだ。気持ちを落ちつかせる為に練習ばかりして、体を労らなければ結局破綻が来てしまう。体と仲良くする時間もしっかり作って、充実した踊りを踊ってゆきたいと改めて思った次第。

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まだまだその奥行きは果てしないアーユル・ヴェーダ。
食事のこと、ライフスタイル、あるいはこの宇宙に息づく一つ命としての在り方と身体を通して向こうに見える世界とはこれからじっくりお付き合いが始まりそうだ。

南インドでアーユル・ヴェーダ体験 〜その2〜

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自家栽培のハーブガーデン

トリートメントは男女にわかれ、二人の同性のセラピストが担当する。

滞在中は同じ担当者が面倒をみてくれるシステムなので、日ごとに親しみが湧いてくる。

初日は導入編のGeneral Massage。
最初にハーブの粉を額につけながらオームから始まるマントラを唱えてくれる。
額に置かれた指から伝わるバイブレーションは、これから受けるトリートメントに集中するスイッチとなった。
椅子にすわったまま頭から足先までまずはほぐされて、その後でベッドに横になり表と裏を二人でがしがしとマッサージ。程よく温められたオイルで、正にオイルサーディンのごとくオイル漬けに。最後は、とどめのシロダーラ。
温めたハーブオイルに医療用のバターミルクなどが混合されてそれをゆらりゆらりと断続的に40分間眉間に垂らす施術。
最初に温かいものが落ちて来たなーと思った瞬間、ドーンッと深い世界に落ちた。

「マダム!フィニッシュ」と揺り動かされて目覚めたときには一体どこにいるのやら、どのくらいそこにいたのやら全くわからない状態に。聞いてはいたけど、このシロダーラの威力は凄い。徹底的にメンタルをリラックスさせるみたい。
記憶の低下や偏頭痛、過度なメンタルの緊張などなどに効果が在るらしい。
なとなく、ぽわーんとした感覚でとてもリラックス。全てが緩やかになっていく。

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2日目。夕方6時からのトリートメントというスケジュールはなかなか良いかも。
日中は本を読んだり町に出たり。リゾートから抜け出して、町に出会いにちょこちょこと出かけた。

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この辺りは75%がヒンズーで20%がクリスチャン、あとはモスリムや仏教徒だそう。
特に、ここCHAWARAは漁師のクリスチャンが多いようで、ビーチには大きな十字架と岩を掘って作られたオープンエアの教会があった。

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ヒンズー教のエネルギッシュな質と比べてクリスチャンは穏やかでもの静かな印象。
気候がもたらすものもあるだろう。町の人は穏やかで目が合うと必ずにっこりと笑顔を返してくれる。第一印象でしかないけれど、ここの人たちはそこそこ、満足しながら生きているのかな。北のぎらっとしたエネルギーは刺激的で面白いけれど、時々うんざりすることも。ここでは身構える必要もないのでとてもリラックス。ここインド?と思うこと度々。カオスとは程遠いインドの姿があった。

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食事は近所のマーケットで豊富な果物や野菜を購入。夕食はトリートメントとレストランの食事時間が重なるので、外の定食屋のカレーの持ち帰りをしては自室で食べることが多かった。普通はレストランで三食付きパッケージで宿泊するのだけれど、旅の友の「リゾートとローカルライフを両方楽しむ方法」のススメで今回は宿とトリートメントだけの予約にして、ローカルグルメを堪能することにした。

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ローカルの定食屋さんのランチメニュー

とはいえ、試しに一度レストランで食べてみたら、体に優しいものが多く、お勧め。長期の浄化法等を受ける場合はこうした食事の方がいいのかもしれない。

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Somatheeramのレストラン

3日目。なんとなく好転反応が出始めた。
はっきりとした夢を見る様になった。なので、あまり良く眠れず。
一度に出る排尿の量もすごく多い。肌つやは上々で、ついぞお化粧もしなくなった。とはいえ、体調が特に悪い訳ではない身としては、ひたすら疲労回復を実感する。トリートメント中も眠ることがなくなった。

この日の夜は近所のお寺でお祭りがあり、一晩中大きな音でビートの利いた音楽をかけていて、ほとんど寝られず(涙)しかたなくきれいな星空を眺める時間となった。久々のほぼ貫徹。せっかく体調も良くなったのに、明日は思いやられると思いながら、朝を迎えた。

南インドでアユール・ヴェーダ体験 〜その1〜

新しい年を迎え、お正月モードが漂う中、18年振りにインドへ行ってきた。
今回は南インドにあるヘルスリゾートにてアユルベーダのトリートメントを受ける

ために7泊9日の旅。

以前から一度訪れたいと思っていた、トリバンドラムの旅とアユルベーダ体験。
久々に新しい土地と体験への旅とあって、興奮気味の旅のはじまりとなった。
1月5日の午前便で成田からスリランカのコロンボを経由して6日の朝には南インド、

ケララ州のトリバンドラムに到着。キッチュなヒンズーカラーのWelcome Boardに

思わずナマステ!

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空港にはお世話になる、Somatheeram Ayurvedic Health Resortからお迎えがあり、30分程車で走りCHOWARA BEACHにある施設に到着。物静かなスタッフに迎えられ、晴れてつかの間、ここの住人となった。

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チョワラビーチの朝

早朝便だったので、この時点でまだ10時頃。早速、目の前に広がるインド洋にご挨拶。ここ、Chowara Beachの朝は漁師達が地引き網で漁をしているすぐ脇に、シンプルかつ十分なビーチ用の設備があり、リゾートのお客はそこでビーチライフ。
地引き網とリゾートの混在がインド的絶妙なバランスで馴染む。
朝の太陽の光のもと、しばし、旅の疲れを癒した。

部屋に戻ると早速アユルベーダのドクターとのアポイントメントがあるから準備するようにと連絡が入り、施設内のアユルベーダセンターへ。
ここは、一週間から一ヶ月、中には三ヶ月も体質改善や浄化の為に滞在するための施設。リゾートの様は成しているけれど、レストランにはお酒もなく、かなり真面目なリトリート施設の模様。ヨーロッパやロシアからのゲストが圧倒的に多い。

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アユール・ヴェーダセンターの待ち合い室

並びにいくつかの施設があり、名前が同じだったりして紛らわしいのだけれど、ここSomatheelam Ayurvedic Health Resortから暖簾分けされてできたものだそう。

使用するオイルの再生利用もなく、ドクターもスタッフもセラピストも皆さんとても感じよし。十分な待遇を得ているのでチップなども請求しないのだそうだ。

私自身はこれといって、今回は初体験という以外のテーマを持ってこなかったのだけれど、ミッドエイジの憂いと左右の視力バランスの悪化、そして万年雪の様に固まっている肩こりをテーマにプログラムを組んで頂いた。

まずは、10ページに渡る問診票で既往症や家族の行歴を始め生活習慣や性格など、幅広い質問に答える。英語を調べるだけで結構時間がかかる作業。
まだかまだかとせかされつつ、回答した後に血圧を測り、脈診。
私は「ピッタ(火)・ヴァータ(風)」と診断された。この体質(ドーシャ)についての説明は特になかったのがちょっと残念。以後もなかなかこのことを質問する時間がなかった。。。次回はここをしっかり聞きたいもの。
実際、特に問題が在る訳でもないので、ドクター達も必要ないと判断したのかもしれないけれど。

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処方されたハーブのお薬。

今回は「Rejuvenation Therapy」を勧められそのまま5日間のメニューが決められた。
このコースはアユルヴェーダトリートメントの中でいわゆる入門編らしい。
特にテーマがはっきりしていない場合は皆ここから始まるようだ。
ずばり、若返り(笑)と活性化が目的。
説明には「加齢に伴って衰える細胞を活性化し、サマザマな不定愁訴を癒し、心身魂の調和を整える」コース。内容は毎日のドクターチェックと90分のトリートメント、アユルベーダの薬、そしてヨガや瞑想等のクラスの受講が受けられる。今回私は、毎日午後6時からのトリートメントとなりプログラムが始まった。

(とはいえ、後から知ったことのなのだけれど、アユール・ヴェーダでは若返りとは「自己治癒力を高めて、自身の力でその命を全うすること」を目的としていると。入門編といいつつ、核心ではないか。。。)