田仕事の素人の私たち夫婦が自分たちが主体になって今年からお米作りをはじめ、仲間に配信した通信録です。自分たちの成長の備忘録として。
田んぼでピースメイキング- 夏
田んぼでピースメイキング- 秋の始まり
December 26,2016
皆々様
寒かったり妙に温かかったりと変わりやすいお天気が続きますが、皆様にはいかがお過ごしでいらっしゃいますか?
クリスマスも終わり、一気に年の瀬という時間が始まりました。
いつもと同じ時間なのに、大晦日までの慌ただしさが極まり、除夜の鐘とともにお正月のゆったりした時間に入っていくこの一週間が大好きです。
その前に、クリスマスの週末を田んぼで過ごして来ました。
二ヶ月ぶりの田んぼには刈り取った後の株から、元気な「ひこばえ」が前面にすっくと立ち並んでいました。うっすら水もあり、太陽にキラキラと輝く田んぼは生命力に満ちていて、それに共鳴してとても力が漲ってくる感覚がありました。
ひこばえを踏み鳴らして、脱穀の後の藁を一角を除き全体に敷き詰め、水を入れてきました。抑草できるか、一つの試み。藁が分解した「トロトロ層」と呼ばれる土のところは昨年、草が生えにくかったので。
雑草だらけとなり分蘖が少なかったエリアは今回は米ぬかを蒔くことに。これも実験。今回苗を育てていただいた栃木県の「有機稲作ねーっとわあく」より無農薬の米ぬかを取り寄せ稾が丁度足りなかったエリアに蒔いて来ました。
冬の間も水が溜まるこの田んぼゆえ、ここから春にかけてじっくりと藁も糠も分解していくことでしょう。
田んぼのものは田んぼへ。
以前、自然栽培塾で学んだことでありますが、シンプルにそこからまたはじめたいと思います。そのルールに私たちなりの考えも合わせてまた来年、新たな気持ちでお米を創っていきたいと思います。
最後、宮崎の友人からかの地では田んぼの神様「田神」を田んぼの側に置いて田んぼを見守っていただくのだそうです。ちょうどいい石を見つけて、田んぼの角に置いて来ました。どこかのタイミングでお顔を描いて楽しげな「田神」に現れていただこうと思います。
そして、仕事をすべて終え、恒例のお供え物。
これもまた何が正解かは分からないのですが、私たちなりにあつらえてみました。今回は麻奈が携わる、フィンドホーンで作られている、五元素のエレメントエッセンスも撒きました。
田んぼも静かな時を迎えます。
行くだけでほっこりして来る場所となって来ました。作業がなくとも、春までにまた行きたいなーと思います。そうやって、お互いの関係を深めていくのが良いなと、感覚的に思うのです。農業ではなく、「農」を営む我々の田んぼとの対話は続いてゆきます。
また是非。ご一緒しましょう。
良いお年をお迎えください。
感謝を込めて