【人間らしく生きることの意味を思い出させてくれる場でありました。】 R.Sさん(大阪府より)
1週間の日本語での体験週間。
ここでのシンプルな暮らしには学ぶところが大きかった。
人間は自然の一部で、人間の幸せはもっとシンプルな暮らしの中にあることを改めて教えられた。
畑を耕し野菜を育て、食べきれなかったものは全てコンポストに集められ、堆肥になって循環していく。広い敷地内の庭は隅々まで手入れされ、そこで摘んだ雑草や古い枝葉なども全てコンポストに集められる。食事はほとんどベジタリアン食。金曜日には少し魚料理も出る。
電気は主に近くの風力発電で賄われ、一部ではバイオ発電の実験もされている。雨水を生かす試みもされている。
循環型、パーマカルチャー、持続可能な丁寧な暮らし。
掃除や調理などの仕事は分担され、全て「ラブ・イン・アクション〜愛を現す行動」と意識される。
朝は自由参加の瞑想やテーゼ・シンギングで始まり、事あるごとに「アチューンメント」といって意識を自分や仲間や自然界との繋がりに意識をチューニングする。
世界の様々な国から集まってきた老若男女〜フィンドホーンには新しい世代の子どもたちもたくさん育っている。
以前勉強していたシュタイナーとも通じるところがあるのは当然のことかもしれない。ここの子どもたちの多くは近くのシュタイナー学校に通っているらしい。また、農業はバイオダイナミック農法で行われている。
人間の集まりなので課題はあるだろうが、1週間のビジターにはまるで天国のように思えた。
何より自然の生き生きしていること!
人間らしく生きることの意味を思い出させてくれる場でありました。