フィンドホーンの創設者のひとり、アイリーン・キャディが日々の瞑想から得たメッセージを365日にまとめたロングセラーの一冊『心の扉を開く』(出版:日本教文社)からの4月25日のページが、いつになく響いた。
何年も繰り返し読み返しながら、響き方が変化している。それは、私自身の変化でもあるのだろう。
この人生を周りの人や世の中に押し付けず、しっかりと自立して生きていくために、スピリチュアルの学びは欠かせない。なぜなら、この世界がどう成立っているかを知らなければ、自立することなどできないからだ。
瞑想を通して内なる自分と出会うこと、またアートと共に無意識と対話していくことでその想いをさらに強め、私にとっての「自立」の意味合いが変化してきた。
「自立」とはなんでも人に頼らず、自分でやるということではなく、様々な「関わり合い」の中で自分が選んで来た役割をそのままに生きるということ。
それは、この社会の中で経済的な自立とか社会人としての「自立」という括りの先、この宇宙の創造を担うかけらの一つとして「自立」するということへと繋がっていく。
見たくないものも美しいものも全て今ある世界に、私が関わっているのだと。
そして、私は「たった今」何を創造しているのかと。
新しい物語はここから始まる。
まだまだ道半ば。でも、深めていく程に軽やかになっていくなあと実感中。
そんな旅の途上、ことさら響く今日のメッセージ。
ずっしりとした質量はあるけれど、実は私たちを軽やかにしてけれる大事な秘訣なんだと思う。
✨✨✨
4.25 あなたの足で立ちなさい。
あなたがこの人生で過ちに過ちを重ねるのは仕方ないことですし、あなたが自分の過ちに気づいて私の助けを求める時は、いつでもここにいて、あなたに、救いの手を差し伸べ、進むべき道を教えましょう。
しかし、あなたがなすべきことをわたしが代わりにするわけにはいきません。
あなたは、自分の仕事は自分ですることを学ばなければなりません。
このスピリチュアルな生活は、意志の薄弱な人のためにあるのではなく、自分に確信のある、強い人、どんな代償を払っても答えを見つけたいと願い、正しい答えを見出すために全力を尽くそうとする人のためにこそ、あるのです。
あなたは過ちをおかすのが怖いのですか。背の立たない深みに行くのは恐ろしいですか。
あなたは水の底から足を離さない限り泳ぎを覚えることはできません。
自分の足で立たない限り、霊的に成長することはできないのです。何ものも恐れず、絶対的な信仰と確信を抱いて、あなたの道を進みなさい。
あなたが正しいとわかっていることを行い、いっさいの反対を無視しなさい。
つねにわたしから得た、あなたの内なる英知に従いなさい。