田仕事の素人の私たち夫婦が自分たちが主体になって今年からお米作りをはじめ、仲間に配信した通信録です。自分たちの成長の備忘録として。
田んぼを愛する皆様へ
さくらの季節も過ぎ、みずみずしい新緑が眩しい季節となってきました。
皆様にはいかがお過ごしでいらっしゃいますか?
今年もこの通信をお送りする時期となり、新たに関心を寄せて下さったみなさまも含め、田んぼの進捗とご案内をお送りいたします。
早速ですが、まずはご報告です。4月20日〜21日にかけて苗床を造りをしてきました。
昨年の稲藁から種もみを外し、「塩水選別」では海水以上に塩辛し塩水に入れて、沈む種だけをとりだし、60℃のお湯に7分間浸す「温湯消毒」をして、お日様に当てて十分に乾燥させてから、改めて発芽させるためにお水に付けること約一週間。白い小さな芽が一斉に出始めて、鳩胸のようにぷっくりとふくらんだ種もみをもう一回、乾燥させて、ようやく種まきができる状態になりました。
ここまでは自宅での作業。
40日間、このシートの中では土の中の水分が太陽の熱で上がり湿度と温度をしっかり保って、丈は15cmくらい「4.5葉の苗」という健康優良児な稲のベイビーを育てます。この間、民間稲作研究所の皆様に本当にお世話になります。
そして、5/18には、大事に大事に育てられた苗をトラックで運んで、今年も館山の田んぼに植えられる予定です^^
いよいよ、田植えです!!
ということでまずは「みんなで草取り(笑)&田植えフェス」のご案内です。
*日程*
5月20日(土)〜 21日(日)
5月26日(金)〜 28日(日)
6月3日(土)〜 4日(日)
田仕事の時間はだいたい10時前後から16時です。
*場所*
館山市安房浜田地域
東京駅八重洲口、または新宿バスタより高速バス「なのはな号」にて館山駅を経由して最寄りのバス停まで直行できます。)
http://time.jrbuskanto.co.jp/bk04010.html
*スケジュール*
20日と21日は田んぼの整備が主ですが、この週末しか来られない方には田植えできるように準備します。26日は主に草取りと田植え前の準備。27日と28日に田植えとなります。
6月3日と4日はその時の田植えの完了具合で田植え、又は草取りとなります〜。私達は今年は5月28日のあと、一週間、除草のために館山に滞在することを考えています。フェスでなくとも、その間も田んぼにお越し頂けます。どうぞ、まずはご一報ください。
*宿泊*
田んぼの周辺にペンションが二軒ございます。
きやっせ http://www.kiyasse.burari.biz
ホワイトキャビン http://w-cabin.net
いずれもお魚を中心にした家庭料理がとても美味しいです。また、車がなくてもバス停と田んぼから徒歩圏内。自炊、雑魚寝系&お風呂がちょっとワイルドが大丈夫な方は我々が泊まる、築30年の「楽水寮」は2000円+食費でお泊まり頂けます。
砂浜まで徒歩30秒、部屋はオーシャンビューで潮騒が心地良く泊まれます。
温泉も楽しみたい方は、優雅なホテル「休暇村」がおすすめです。(車での移動が必要)
https://www.qkamura.or.jp/tateyama/
宿泊の予約については楽水寮以外は直接ご予約ください。
*田んぼの経済について*
今年もJoy Money形式で1000円/2000円/3000円から選択していただく形でギフトをお願いいたします!
昨年、一つの実験として、お越し下さった皆様にJoy Money形式で1000円〜3000円の参加費をお納め頂きました。(プラス食費500円)そして、ご希望の方にお米をシェアさせていただきました。(田仕事参加の方には1000円/kg 、田んぼに来られなかった皆様には1500円/kg 、一般の皆様には 1000円/500g としました。)ご協力を心から感謝申し上げます。
昨年の田んぼも経済は下記の通りです。経費は青木家の交通費と宿泊費は含めないで計算しております。
<お預かりしたお金>
Joy Money(田植え+稲刈り)129,000円(食費込み)
お米シェア 59,000円
合計 188,000円
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<田んぼの経費>
借地代、祭礼寄付、お土産等 31,500円
レンタカー含めた運搬費 88,796円
育苗代(送料等込み) 20,000円
設備費(主に資材) 46,008円
ハーベスター修理代 7,300円
食費 35118円
合計 228,722円
もともと、この田んぼは青木家の商いではなく、人生の実験と歓びとして行っているので、この収支が重要ということではないのですが、田んぼの経済の健全な循環も、田んぼと同様にみなさんと共に考えられたら良いなという想いもありオープンにすることにしました。
今年は設備費が昨年ほどはかからない予定。運搬費もフェスの折にはお越し頂く皆様の中で、楽水寮との往復や館山の町へのお買い物等ご協力頂ければレンタカーを借りずに済ませられたらと考えています。
食費については、今回はお昼ご飯を持ち寄り、もしくはお弁当ご持参という形にできたらと思います。(炊きたてごはんとぬか漬けはご用意します!)
育苗とその運搬は、上記の理由で今年も費用がかかるのは致し方無しと考えております。地代、祭礼寄付、お世話になる地域の方々へのお土産もまた、普段田んぼの近くに居ない状態で田んぼを育てる為に必要な費用と考えております。
田んぼは自然界からのギフト。そのギフトを分ち合いながら、田作りをしてゆきたいと思います!今年も、昨年同様、イベントにご参加の際に皆様からJoy Moneyのギフトを戴けたら嬉しいです。
田植えのご参加希望に付きましてはメールにて日程と宿泊等、こちらでお手伝いする必要があることについてはお知らせくださいませ。
今年も田んぼとダンスしながら、美味しいお米を戴きましょう!
ピースメイキングラボ
青木隆朗&麻奈