Planetary Game Thailand 2018 vol.7

投稿者: | 2018-02-14

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【心の窓が開いた朝。そして祝福に満ちて。】

「闇夜」のプロセスは翌朝まで続きました。

翌日のゲームの開始は「Leadership & Governance – リーダーシップと統治」チームのプレーヤーの「直感」によるアクションから始まりました。

そのプレーヤーが選んだのは「Global Angel ー 地球規模のエンジェル」のスクエアに行くこと。これは各チームのクオリティーエンジェルがそれぞれのチームに向けて、「洞察」を伝える場。「直感」を精査するコインは「YES!」。プレーヤーの選択は承認されました。

グローバルエンジェルのプロセスは、瞑想から始まりました。

「闇夜」を過ごした全員がいかにこの闇に光をもたらすか、そんな問いかけとともにガイドによる誘導瞑想をした後に、各グループで分ち合い。

私は「Emerging Future – 顕現する未来」の仲間と共にそれぞれが過ごした「闇夜」について分ち合い、昨日の晩に歩きながら受けとったメッセージと体験を伝えました。他のメンバーはそれぞれにかつて過ごした「闇夜」の時間を振り返り、そして、わたしが受けとったメッセージと同じように「闇夜」は「この世の終わり」ではなく、何か深く自分自身に向き合う時間だったり、あるいは疲れた心身を養生している時間といった、命の一つのリズムとして受け止めていました。

地球そのものが、光と闇の時間を交互に巡るように、わたしたち人間もその営みの中で生きている訳で、それはごく自然に内的な世界にも同じ営みがあります。いつでも元気はつらつで、笑顔で、前向きで。。。というのは自然な在り方とは感じられない。

疲れたり、なんとなく独り籠りたくなったり、他者との距離を広げてみたりと、どこか後退する時間もまた営みの中にあるプロセス。その振幅の差はあるにせよ、誰しも呼吸と同じくその巡りの中で生きている。闇の中や後退していると感じる時間は、実は命の休息。

そこで力を付けて、ある時心の窓をあけて光を迎える。

そして、再び一歩を踏み出す。

このゲームでの「闇夜」のプロセスもまさに、その休息の時間でした。

旅が始まったときから、日々刺激的な体験と研ぎすまされるインスピレーションの波の中で泳ぎ続けた全員がその休息時間を過ごし、内なる世界に意識を向けた時間。思考を働かすのではなく、感性を研ぎすまし「感じ、観じる」時間。そこには、痛みというよりも、何かを受け入れ目覚め始めた意識が湧き上がり始めていました。

それぞれのチームのエンジェルがその質としっかり共鳴しながら、湧き上がる「洞察」や「示唆」をチームのメンバーに伝えます。

私は「Emerging Future – 顕現する未来」の「Trust – 信頼」のエンジェル。

この「信頼」の質とつながり、改めて湧き上がったメッセージを伝えました。とても不思議な感覚で、自分だけれども、自分じゃない存在が私を通して語っているような、そんな体験でした。

そして、その日の午後、それぞれのチームが「闇夜」で受けとった痛みをリリースするプロセスが進み、完了と共に全てのチームが最終段階「Enlightment – 啓発」にシフトしました。

このエネルギーシフトはサトルレベルでアジアパシフィックから世界へと広がっていったことでしょう。

わたし自身が今回のこの「Leadership & Government リーダーシップと統治」のプレーヤーの行使した自由意志によって全員が「闇夜」に入ったプロセスで感じたのは、リーダー達のVulnability (傷つきやすさ)でした。

とかく「リーダー」にわたしたちは「正義と責任」のみを求めますが、こちらから差し出すことはあまりしません。リーダーである以上、確かな判断力と行動力は確かに、大切なこと。しかし、今回の体験はリーダー達が他の誰とも同じ人間であり、その人間性のあやうさを受け入れることを教えてくれたように思います。だからこそ、このゲームの意図の通り、「わたしたち一人一人が自分の中のAuthenticity – 真の自己につながり、そこに立つこと。」意志が求められると。全部明け渡して、間違えたら責める、というのはAuthenticityそのものを放棄しているようなものなのです。

また、ゲームの中で起きるシナジーを観察するにつけこの世界の現象は「他の誰か」のものではなく、全てがわたしと関わり合っているということを自然と体感し、受け入れていくこととなりました。

だから、わたし自身がその現象の一部であることに気づいていなくてはならない。わたしが出会う誰かの行動に感じる「違和感や嫌悪、あるいは不快感」は、何をわたしに伝えようとしているのか。  相手を指差すのではなく、わたし自身の内に問いかけること。その人の中に見る「恐れ」はわたしのものであること。それが腑に落ちてようやく、真の理解と、自分と世界との統合がなされていくのだと。この気づきはまた一つ、わたしに「赦し」を与えてくれました。

ゲームはそこからは一気に完了のプロセスへ。

そして祝福の嵐✨

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各エリアの次なるアクションを示すネクストステップ、そして一人一人のネクストステップ。そこから、沈黙の中で、この地球上に存在する人や場所、組織、国などへの祝福の言葉が書かれたカードを中央に並べていきます。それぞれが大切に感じている存在に向けて真摯に祈るこの時間はとっても神聖で美しい時間でした。

静かなダンスをしながら、お互いに祝福を渡し合い、丁寧にこの特別なエネルギーを鎮めていきました。

 

ガイドのお一人、キャシーさんの

「Planetary Game Thailand 2018 is officially completed!」

というアナウンスによって完全に完了!

大きな拍手が会場に響きわたりました。

なんとも晴れやかで、解放的で希望に満ちた瞬間。

これだからフィンドホーンの、そしてこの変容を司るゲームはやめられない(笑)

まだまだ、ここに展開された深みがどのくらいのことなのかわからないけれど、私の意図、そして全体性の意図はしっかりとこの宇宙に届けられました。これから徐々に現実の世界に体験や出来事として降り立ってくることでしょう。

それをしっかりと目撃しながら、わたしのこの地球上で、日々の生きる時間の中でラブインアクションしてゆこうと思います。それを体験できるこの肉体を充実させながら。

次なるプラネタリーゲームはニュージーランドからやってきたファシリテーターのPさんが2020年に開催したいと準備を開始。

日本でもぜひとも開催することができたら、どんなに素晴らしいかという想いを携えてバンコクを後にしました。

おわり

最初から読む → Planetary Game Thailand Vol.1

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