長崎に『四次元パーラーあんでるせん』という不思議なお店があると知ったのは昨年のこと。いつも面白い情報をお持ちのフラメンコの生徒さんから教えてもらったのだ。
面白そうだな、と思いつつ、すぐにでも行きたい!と思うほどでもなく、ご縁があったら〜という程度の気持ちだった。
1月に用事があり、九州に行くことに決めた時に、せっかくなら行ってみようかと試みた時はまったく電話も通じず、ご縁がなかった。でも、またきっと機会はあるだろうと。こういうことは、向こうからタイミングがやってくるものだから。
そして、案外それが早くにやってきた。
つい2週間前、いくつかのシンクロが重なり、最終的には古代文字繋がりのご縁で出会った方との話の中でツアーを企画していると知り、大切な予定もありつつ、今回はこのシンクロと直感の流れに身を預けるることに決めた。
そして、天遊組の展覧会を終えた翌日、その余韻も残る中、長崎へ。
その店、『四次元パーラー あんでるせん』はハウステンボスに割と近い『川棚』という小さな駅の前にあるバスターミナルの横にあった。
要は昭和の香り漂う喫茶店で、普通に軽食と飲み物を注文して食事をするお店。
でも、ただならないのは、『四次元パーラー』という謎めいたタイトルの通り、その料理をするマスターの自由自在に次元を超えて不思議なことを次々目の前でやってのけてしまうマジックショーが毎日行われること。
小さなカウンター越しに展開されるマジックを通して、こちらの意識の次元までも変えてしまう。
それで、全国からひっきりなしにお客さんがやってくる店となったこと。
二時間半に渡り、物資の瞬間移動や、透視、予知、写真が実際にそのものになって現れたりなどなど、目の前で展開されるマジックと超能力の技は心底感動ものだった。
未知なる体験記ワクワクした時間。
それだけでも充分に飛行機に乗ってやってくる価値はあると思うけれど、それにも増してわたしが感動したのは、そのマスターの在り方。
これだけのことをやってのけるのだから、有名になりたかったりお金儲けしたければいくらでも方法はあると思う。しかし、毎日、お客様のためにお料理を作り、そして、ユーモアと愛嬌たっぷりのトークを交えて、真にお客様を楽しませるために、またご自身もきっと共に楽しむために、このショーを月に2回のお休みの日以外、開催しているということ。しかも、40年間も、ほぼ毎日。
こんなこと、有名になりたいとか、お金儲けしたいとか、ちっぽけな理由でこんなことはできない。
これぞ、本物のラブインアクション。
ここに心底、敬いと愛をかんじた。
お歳は70代、しかも後半とか。
どう見ても、40代にしか見えない。しっかりとした身体つきとテンポの良さ。
そしてしなやかで力みの無いトーク。(&ジョーク)
人間としてやはり次元超えてる存在だと思う。
今回、いつもはくじ等全く当たらない私が、マスターの真正面の席があたえられ、何度となくマスターと目が合い、終始にこにこしていた中で一度、ふっと真顔になった瞬間があった。その時の、なんというか、クールだけれど優しく温かな眼差しがとっても印象的だった。全てわかってる。そんな感じ。言葉じゃないメッセージ。私も言葉じゃなく何か受けとった。
その波動で、なんどもこのマスターに会いに行きたくなる理由がわかった。
わたしの手の中でジワーと曲がった100円玉。大事な宝物。
この感覚を味わった体験は忘れられないな。
わたしがお世話になったのは『みんなの広場』のせっちゃんこと野村節子さん。また次のツアーも年内に企画されることでしょう〜。
翌日は諫早エリアにある飯盛山の上にある『いのちのサウナ』へ。これはまた改めて。