寒さの底が続いた先に、節分と立春がやってくるこの時期が、私にはようやく、新年の始まりとなる。というのも、算命学で見ると12月と1月は私の一年の中の天中殺に当たる時期で、その間は新しいことを始めたり、大きな動きをする時ではなく、じっくりと内観したり、奉仕をしたり、学んだりする時となるので、新年だ!さあ、始めるぞ!ということにはならなかったのだ。というより、敢えてそうしない実験をしてみたのだ。
実際、以前、この時期にあるプロジェクトを始めた後に、山盛りの痛いお試しが来たこともあり、今年はこの「時の流れ」に従ってみようと思ったことも理由の一つ。
昨年の11月末に、新しく構えた神楽坂の「間」の契約を終えて、直ぐにでもあれこ始めたくなる気持ちを抑えて、過ごした2ヶ月。
経費は出て行くわけで、小さな私は不安を感じつつも、大きな私が「これで大丈夫」と言う。度々この、小さな自分が騒ぎ出すと、大きな私が現れては諭すという対話をしながら、気がついたら、春。
振り返れば、家族とゆっくりお正月を迎え、なかなか会えなかった友人たちと語らい、興味があっても気持ちの余裕がなくて出来なかった未来につながるストーリーの翻訳をして、そして、私が企画している旅やトランスフォーメーションゲームの依頼も適度にお声がかかった。
いま、私の中でじっくりと「種」が醸されて、芽吹き始めている。
自分自身を含む、この大きな宇宙や自然界の流れやスピードと同調しながら、その、種の意図をこの世界に形として表現していきたい。
これまでのように、頭の中と行動が直結するのではなく、ハートと、その奥の振動を通過して表に現れるように。
ピースメイキングラボもようやく冬の眠りから覚めて芽吹いてゆきます。