トランスフォーメーション*ダイアリー〜自分の足で立つ!〜

投稿者: | 2016-05-15

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4月の週末、初めて札幌でのトランスフォーメーションゲームをファシリテートしてきました。


札幌の街イベント情報を掲載するポータルサイトから申込をして下さった30代後半の女性Yさん。遠くの街
から、朝早起きしてやってきてくださいました。


現在勤める仕事場の上司から言われたある一言で、長年やってきた介護の辞めることに。

新しい仕事で自分が自分の上司になる!という意図とともにやってきて下さいました。

これまでは、なかなか自分の意見を表明したり、感じていることを相手に伝えるのが苦手で、多くの人がそうであるように、相手や環境に合わせ、悶々としながら社会生活を送られてきたYさん。何度と無くお仕事を辞めたいと思いながらも思い切った一歩が踏み出せない中で、向けられた上司からの言葉。それが、これまでの悶々としたYさんの内なる声を押し出し、辞めるという決断に。そんな矢先のこのゲームでした。以前受けたことがあったこのゲームが、その時にとても助けになったということで「トランスフォーメーションゲーム」というキーワードで検索したら今回のお知らせに行き当たったと。

私はYさんの為にこのゲームを企画したのかもしれません^^

最初のダイスで誕生し、早速人生の道を歩み出しました。
次のダイスが「5」、いきなりミラクルのスクエアへ!これからは、自営でお客様の健康を育てて行くお仕事をする、という意図のエクササイズをするように、他の方に新しい人生の気づきの機会を提供しました。そしていくつかのプロセスを終えた後に仕上げのミラクルスクエアへ降り立ちました。そこではご自身の深いところにある純粋な「ニーズ」と、ある人に対して抱えてきた罪悪感を手放すプロセスをここでやってみることに。

これまで、自分の中で繰り返しつぶやいていた言葉を口に出した途端に、Yさんは大きなため息と共に身体中の力みが抜け、緊張していたお顔がふわ〜と解放されていました。

自分だけで抱えてきた想い、それがどんなものであっても、また対象がその本人でなくても、安全に口に出すことができることで、こんなにも伝わってくる空気感が変わるものかと、毎回その変容を見守りながら感じることです。

それは、私自身がファシリテータートレーニングで何層にもなってしまい込まれた「言葉達」を一つ一つ解放していくことで正に味わった「変容」。

詰まっていた言葉を解放することで身体と心、そして、見えないレベルの流れが通り、そこに呼吸がはいっていく。外の世界との循環が始まります。

流れと循環と呼吸はこの自然界の原理原則の一つだと思います。

心や身体もその法則に沿うことが本当に意味での健康につながっていくのでしょう。

お持ち帰りエンジェルは「Relaxation」

帰り道はその開放感を味わいながら、嵐の後の札幌の町をゆっくり歩いて帰られたそう。

嬉しい時間でありました。

こんなプロセスの場を共に居られることが、私にとってもギフトなのだと思います。

✨✨✨✨✨

その後も、Yさんからゲームで得た気づきをもとに行動を起こして行かれるたびにご報告のメッセージが届いています。

その上司の方にも、改めて自分が向けられた言葉に対して感じたことを伝えたことで、全く違う意図でその上司の方が話していたことがわかり、また、罪悪感を感じてきた相手にも正直に自分がその方に対して「やってしまったこと」を伝え、相手の方との和解へのプロセスを歩み始められました。

「自分の足で立つ!」という意図を立てた瞬間に実は変容は起きているのでしょう。過去のパターンから脱皮して行くYさんは頼もしい限りです。

すべてのプロセスのタイミングや方法論は一人一人異なりますが、ゲームで提供される「安全な場」でこれまで蓋をしてきた箱をを開けてみる。そしてその向こう側にある広大な智恵と愛の場にタッチして戻ってくるとすでに変容が起きている。その旅のキーポイントとなる態度はやはり素直さにつきると思います。

しっかりと、今、もっとも自分の中で湧き上がる意図とニーズを見つけ出し、変容をサポートする言葉やエネルギーを素直に受け止め、しっかりとコラボレーションしていくことでとても深く、揺るぎのない「変容」へと繋がって行くのだなと、改めて。

短い期間ではありますが、Yさんのプロセスと共に過ごし、そのひたむきに向き合い行動する姿を見せて下さったことに心から感謝とエールを送りたいと思います。