9月/13/2016

田んぼでピースメイキング- 秋の始まり

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田仕事の素人の私たち夫婦が自分たちが主体になって今年からお米作りをはじめ、仲間に配信した通信録です。自分たちの成長の備忘録として。

田んぼでピースメイキング- 春

田んぼでピースメイキング- 梅雨

田んぼでピースメイキング- 初夏

田んぼでピースメイキング- 夏

 

September 13, 2016

 

一雨ごとに秋が深まる季節。台風の数珠つなぎが一段落したら秋雨前線が

やってきております。皆様にはいかがお過ごしていらっしゃいますか?

青木家は先週、稲刈りの準備のために再び館山の田んぼに行ってまいりました。

田んぼは、前回出穂のお知らせをしましたが、順調に稲穂が育っております。

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今回は、まずこのたわわに実っている稲穂の成長をほくほくと眺めることと、昨年雀さんたちを太らせてしまうことに貢献してしまったので今年は田んぼ前面に防鳥ネットを掛けてきました。

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そして、もう一つは水はけ溝を掘るという作業。

昨年の9月に降った大雨で粘土質の田んぼはすっかり再び水田と化してしまい、稲刈りが本当に大変なことになりました。その教訓から、水が入ってくるエリアに溝を掘り水の抜け道を造りました。

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ここまで、とてもいい流れで来ておりますのでこのまま順調に水が抜けて土が乾いた状態で稲もしっかりと根っこが深くなり、稲刈りが順調に進むような田んぼの状態になることを祈っています。

田んぼ全体を見た時に土の栄養の状態がまだ全体に平均化していない、稲の茎や葉の色が濃かったり薄かったりしています。また分蘖も30本にもなっているところも在れば、2〜3本の稲もあります。どんな条件でどうなるのか、まだよく分からないのですが、全体を見渡してとても健康的な稲穂に成長していると思います。

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(30以上の分蘖が見られた株!一粒のお米の力に感動)

除草剤や追肥、農薬を使ったらわからないプロセスを見られることが(ほぼ)自然栽培の良さですね。(育苗の段階では有機肥料が入っています。)稲刈りが終わったら、来年に向けてまた土作りを工夫できたらと思います。

田仕事はホントに多角的なワークショップの場。米作りそのものは縄文から繋がる営みの一片に触れる時間であり、仕事のプロセスには様々な知恵と創造性とイノベーション力を学び、そして、共に働く人やお世話になる地域のみなさまとのコミュニケーション、夫婦での作業であれば男性性と女性性の共同創造(土木系は旦那が男子力発揮。クワに田んぼと書いて古代文字の「男」。まさにその姿を見せてくれました。ネットの扱いは私メイン。絡まりやすいネットを限りなく均等に張り、つなぎ合わせるというのは紡ぐという感性。仕上げのこだわりが強い私主導。)

 と、ほんとに宝物いっぱい。このあとは、収穫したお米を加工したり販売したりという小さな経済の学びもあります。

農業ではなく農を学ぶプロセスを通して、人としての成長がなされていくようです。お米を作るということは体力だけでなく、知力や自然界の見えない力を観ずる感性が必要なことだとつくづく感じます。この春から体当たりでこのプロセスを体験しながら自分自身の中に人としての力を育てているのだなと、田んぼに行く度に感じます。

感謝を込めて。

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田んぼでピースメイキング – 夏

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田仕事の素人の私たち夫婦が自分たちが主体になって今年からお米作りをはじめ、仲間に配信した通信録です。自分たちの成長の備忘録として。

田んぼでピースメイキング- 春

田んぼでピースメイキング- 初夏

田んぼでピースメイキング- 梅雨

August 8, 2016

残暑お見舞い申し上げます!

お盆もすぎ、お仕事も再開された方も多いことと思います。あるいは、これから夏休みという方もあるかもしれませんね。いずれにしましても、お元気で楽しく過ごされていることと思います^^

さて、ごの通信もご無沙汰しております!

6月いっぱい毎週末田んぼに通っておりましたが、7月に入り水管理と草刈りが主な田仕事となり通うペースもスローになりました。

その間、隣の田んぼのHさん、夏休み兼ねて田んぼを尋ねて下さったMさんご一家と連携を取り、田んぼの水は涸れること無くここまで来ております。

15日に溜め池の水をこの地区では、台風対策で抜き始めるということで、12日に日帰りで青木家とNさん、そして台風がやって来る前の17日に日帰りで水を入れに田んぼに行きました。そして!ようやく、イセヒカリの出穂が確認されました^^

周りの田んぼから遅れること1ケ月、私たちの稲も花が咲き出穂の時が訪れました。

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田植えが1月遅いので当然ではありますが、先週はまったくその気配もなかったので、本心から言えば『今年穂が出るんだろうか?』ととても心配でした。

〔太陽、熱、水、滋養〕、その力が積み重なり結実となってきています。ただ、自然の営みを信じることの練習です。

『肥料効かすより、声聞かせろ。』という農業の格言を知ったばかりです、

「外からの肥料を入れるよりも、足しげく通って傍にいて見守れよ。」という意味です。

稲の株を見ると、例年よりも個体差が出ているものの、手入れの良いエリアの株は分結がホントに素晴らしく茎数は30本位にまでなっています。

全体的にはショージキ、かなりワイルドです(笑)ものすごい立派なコナギ畑となっている部分もあり、稲がまけてしまったところもあれば、モノともせず、立派に稲が生長しているエリアもありました。昨年の稲藁を蒔いてあったところは草が少なかったことを考えると冬の間の準備をもっとする必要があるなあと感じました。

右の背が高いのが昨年の切り株から自然に生えたコシヒカリです。

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館山田んぼのギフトは海!日中の田仕事でヒートアップした身体を冷やして帰りました。(12日のことです^^)

海はまだまだ夏!是非、夏の残りを味わいついでにイセヒカリちゃんたちにも会いにいらしてくださいね!

お盆も過ぎ、田んぼの周囲は、蝉しぐれ、トンボが舞い、稲子(イナゴ)が跳ね、コスモスが咲き、いちぢくが実り始め、出穂の調べが奏でられています。

盛夏が過ぎ、実りの秋へと着実に時が重ねられていることを実感しています夏の疲れも出る頃かと思いますがどうぞ、ご自愛下さいませ。

つづく「田んぼでピースメイキング- 秋の始まり」

田んぼでピースメイキング – 梅雨

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田仕事の素人の私たち夫婦が自分たちが主体になって今年からお米作りをはじめ、仲間に配信した通信録です。自分たちの成長の備忘録として。

田んぼでピースメイキング – 春

田んぼでピースメイキング – 初夏

June 27, 2016

梅雨も半ば。皆様にはいかがお過ごしでいらっしゃいますか?

今日は田んぼをお休みして一年分の梅干しを義母とともに漬けました。

田仕事が一段落すると梅仕事。これからやってくる盛夏に向けての準備も整ってきました。

さて、そんな慌ただしい一週間を過ごしており、なんと先週末の田んぼのご報告が週遅れとなってしまいました。きっと、今日のこのご報告よりも、田んぼの稲たちはぐんぐんと成長していることと思いますが、中間報告としてお送りいたします。

6月18日の夕方に館山に入り19日に一日作業して東京へ。同じ町に住むSさんが草取り瞑想にご参加くださいました。そして翌日は昨年からご参加くださっているIさん母娘が田んぼまでお越し下さり一日リトリート&田仕事をして下さいました。ありがとうございました!!

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6/5にご自身が田植えをした辺りの草取り中のSさん。

田んぼの様子ですが、おしなべて順調だと思います!  

例年でも苗が雑菌に負けてとろけてしまって、欠株もでたのですが、今年の苗はとろけが無いのです!! スバラシイ!!

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全く補植の必要が無いのです、(ホントにたまに植え忘れがあるくらい)”苗半作” という位なので、今年もいい稲になってくれています。

みなさんに植えて戴いた苗はしっかりと大地に活着していました。コナギが絨毯のように元気よく生え揃っているところもある一方で、昨年の稲藁が分解されふかふかの土になったところはほぼ草はなく、2週間でぐんぐんと分蘖(ぶんけつ)も進んでいる稲もありました。やはり、抑草という視点でも、脱穀が終了したら来年の準備のために稲藁を田んぼにちゃんと蒔くのは大切なことだなと思いました。(納豆づくりもしたいのですが^^)

田んぼの中は出来る範囲で草取りもしましたが、とても手に負える状況でもなく(^^; 無理なところは、稲の力を信頼して任せてみることにいたします。。。

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とある地元の農家のかたより、「昔から『コナギ米』といって、コナギが沢山生える田んぼのご飯は美味くできるのよ^^」という温かいお言葉を戴きました。

さあて、コナギと稲がどんなコラボを見せてくれるでしょうか〜。みなさんもどうぞ我らがイセヒカリ達を応援してください!

土地の神様にもしっかりとお祈りしてきました^^ 

我々が行けない週末のはお隣の田んぼのHさんが見て下さっています。

お互いに水がどうなっているかを情報交換しながら、お互いの田んぼを見守ることができるのはとてもありがたいことです。

夏至を超えて、地球のエネルギーがとても高まっているこの時期。どうぞ、引き続きお体ご自愛の上、来る夏に向けてお過ごしくださいませ。この太陽のエネルギーに感謝を込めて。

つづく「田んぼでピースメイキング – 夏」

田んぼでピースメイキング- 初夏

img_5530 田んぼでピースメイキング*通信録

田仕事の素人の私たち夫婦が自分たちが主体になって今年からお米作りをはじめ、仲間に配信した通信録です。自分たちの成長の備忘録として。

「田んぼでピースメイキング- 春」はこちら

June 7, 2016

田んぼを愛するみなさまへ

関東も梅雨入りしましたね。今年は、この梅雨が「恵み」であることをしっくり感じています。 先週末に「みんなで田植えフェス」が終了しました!お越し下さったみなさまには心より感謝申し上げます。

5日は雨の一日をいう予報でしたが、夜中じゅう雨が振り明け方にはうっすら空が晴れて来て、午後には雨はすっかり上がり、薄曇りの田植え日和となりました。今回は本当にお天道様に微笑んでいただいた田植えの2週末となり祝福されているなあと感じております。

当初予定していた、田植えエリアは先週末ですでに拡大しており(無事、活着!)今週末は残りのエリアと合わせて昨年は作付けできなかった、小さい楕円の田んぼもみなさんの集中的な開墾作業のお陰さまで、草だらけ&でこぼこの状態から美しいまあるい田んぼとなり、そこにもあっという間に苗が植えられました!!

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結果的に、ほぼ一反七畝全域に田植えをすることができ、本当にみなさまの田んぼとのコラボレーションに感謝申し上げます。

日曜日、全ての作業を終えて田んぼに水が入り、海からの爽やかな風が「ピン!」と立った稲を揺らしておりました。水面に映る雨上がりの空とたなびく雲の美しさは、やはり田仕事を自分の身体を使ってやり遂げたという充実感とともに格別なものでした。無条件に豊かだな〜という満足感と共におやつの琵琶をみんなでかぶりつきました。雨の中の田仕事を想像しながら、朝はブルーな気分でお母さんに連れられて来ていた高校生男子も、見事な美しい田植えをやり遂げ、笑顔で帰ってくれたことも何よりでした^^

この後は草取りシーズンとなります。どうぞ、瞑想兼ねてお越し下さいませ!

私たちがお世話になっている宿「楽水寮」について、ちょっとお伝えしますね。

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「楽水寮」は昭和40年代にできた東京都立墨田高校の寮です。昭和世代の方にはどこか懐かしい時間を呼び起こすような貴重な空間です。かつては臨海学校として100名からの学生が来ていたようですが、昨今は先生方が学生を連れてくるのが消極的でほとんど学生は来ない寮となっているそうです。ということで維持存続のために一般に解放したところ、釣り人、サーファー、家族連れの海水浴、そして私たちと同じように、都会からの田んぼや畑の援農などでここを利用する人たちが行き交う場となりました。

この一ヶ月、我々も毎週末に連泊しておりましたが、実に様々な方々と出逢いました。厨房を共有しながら言葉を交わし、そしてお互いの料理を交換し、管理人でありここ浜田地区の長老である網代さんご夫妻とスタッフの方を中心に育まれているコミュニティと触れ合う時間はとても心温まる時間でした。

長い間、大事にされてきたその「場」が、田んぼと合わさって私たちの、この館山での活動には欠かせない要素となってまいりました。

「草刈るのは、田んぼに風を通すためだっぺ。ちゃーんとやらないとダメだよ。」

さりげなくかけられる言葉に、はっとするような知恵を感じます。この後の草刈り作業でも面持ちがこれまでよりずっと意味深くなったのはいうまでもありません。

「コミュニティ」の一員となるためには、コミュニケーションを丁寧にとることだということも、楽水寮暮らしで改めて教えられたことです。お叱りも受けたりしつつ、ようやく、我々もここのコミュニティの友人として受け入れていただき始めたかなと感じております。

梅も実りはじめ、田仕事のあとは梅仕事も忙しくなる頃。盛夏を迎えるにあたり、この時期に準備をするというむかしからの季節の循環を感じつつ、梅雨の潤いに感謝を込めて。

つづく 「田んぼでピースメイキング- 梅雨」はこちら

田んぼでピースメイキング- 春

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田植えの準備を終えた水田に鴨がすーっとやってきました。

 

 

田んぼでピースメイキング*通信録
田仕事の素人の私たち夫婦が自分たちが主体になって今年からお米作りをはじめ、仲間に配信した通信録です。自分たちの成長の備忘録として。

April 29, 2016

ライフスタイルの在り方への問いかけが本格的に始まった東日本大震災と
原発事故の後、「いつ何時どうなっても主食の米は自力で作れるように」と
「半農半X」の実習の場として、2年前から始めたお米作り。これまで主催者より引き継いで、今年から青木家~ピースメイキングラボ~が借り主となって田んぼを運営することになりました。

10年前に初めて裸足で入った田んぼで、身体の中にまるで龍が登るような電撃的な「出逢い」をしつつも、長いこと忘れていた「大切なこと」を思い出した栃木の農民の血を引く青木隆朗。

別の場所で同じ頃にやはり裸足で入った田んぼで、「瑞穂の民」の血が自分にも流れていることを体感し、ルーツを探し当てたような歓びを味わった団地育ちの青木麻奈。

私たちの共通した想いは、「ここ日本にうまれ育った人」としての何か、誇りや自信を田んぼを通して掴んだことです。再び、2年前に館山のたんぼと出逢いその眠っていた想いが再び起き上がってきました。

この2年で少しずつ、お米作りの実践を通して学び、今年からは改めて稲作を学ぶために知る人ぞ知る、栃木・上三川の「民間稲作研究所」の稲葉先生の講座を受けながら、この時点では「籾米の選別から一本植えのための種まき」までやってきました。

一つ一つが新しく真剣な体験であり、正直にと言うかかなり緊張しながら、でもプロセスを楽しんでおります。

今回私たちがこの田んぼをお世話してゆく中で、一つ大事にしたいと思っていることがあります。

それは、より多くの収穫を得ようとすることを目標にするのではなく、土や水、稲、そしてそこに存在する目に見えない微生物や土地の精霊さんや氏神様といった様々なレベルの存在と対話をしながら、そのプロセスに楽しんで参加する。そして、その結果を歓んで分かち合いながら戴くということです。

いつのまにか、より多く何かを効率的に得ていくということが、当たり前に「成長」の目標設定となってきた世の中のベクトルが、震災以降の自分自身のライフスタイルの変化を経て、私達の中で違和感へと変化してきました。直線的な「成長」ではなく、命の多様性の繋がりを結びながら、まあるく膨らんでいくような「成長」を描いていきたいなと思います。

無制限に無意識に「もっと」を求めていけば、それは全てに波及していくのは当然で、ある時点で、そのベクトルを変えていくことを真剣に意識していくことがとても大切なことだと思います。

同時に、私たち自身もその選択をすることでもっとリラックスした人生になっていくのではないかなと思うのです。仙人のような生活は一気にはなれなくとも、出来ることから始めようという、一つのアクションとして田んぼの長いプロセスを歩んでみようと思っています。

地球にアーシングしながら、稲を植えていく。遠く離れた場所の環境や人々の心の荒廃のバランスをイメージしながら。

そして、何より、自分で作ったお米を食べるということほど、誇り高いものはないと感じています。

是非、一緒に田んぼに稲を植えていきましょう。

*私たちがお米を作る田んぼは、縄文の頃から人が山や海の幸を食べながら営みがあった地域にあります。水源となるため池は山には広葉樹の森があり、その落葉の栄養をたっぷり含んでいます。その栄養満点の水が直接取り入れられています。その地域の田んぼは皆、無農薬栽培なので農薬が混じることはありません。昨年から不耕起無肥料の自然栽培を始めました。

*種米は千葉県の自然栽培農家で自家採取されたイセヒカリ。甘みが多く、とても力のある品種です。

*田植えは機械ではなく、一本の苗を手植えで行います。一本植えは昨年から始めましたが、とてもたくましい稲が育ちました。

*そして出来上がったお米は実費と収穫量から計算してお値段を決めてシェアしたいと思います。

田んぼでピースメイキング- 初夏へつづく